小椋は、京都府の里山がこれまでに人々のくらしとの関わりの中でどのように変わってきたのかについて、微粒炭分析、古絵図・古地図の検討、文献、古写真から分かってきたことをまとめた。また、人間―環境系の歴史的側面分科会執筆部分の編集にあたった。小椋執筆部分は、下巻・自然生態系編の人間-環境系の歴史的側面の章中、「深泥池の花粉分析試料に含まれる微粒炭に見る人と植生の関わりの歴史」、「絵図類の考察からみた江戸末期から室町後期における京都近郊の植生景観」、「明治中期における京都府南部の里山の植生景観」。
京都府における絶滅の危機に瀕した生物種などについてまとめたもの。pp.321-371