明治中期における京都近郊山地の植生景観
『造園雑誌』第55巻 第5号
PP.37-42.
明治中期の仮製地形図は、広く近畿地方の主要部を測図した最初の本格的地形図である。そこには植生も細かく記されているが、その記号の概念には不明な点も少なくない。本論は京都をフィールドとして、当時の文献や写真をもとに、その不明な記号の概念を検討し、当時の人為的影響の大きい京都近郊山地の植生景観を明らかにしたもの。