微粒炭分析から見た阿蘇外輪山の草原の起源
『名古屋大学加速器質量分析計業績報告書』(ⅩⅢ)
pp.236-239
共著者:◎小椋純一、山本進一、池田晃子。
阿蘇外輪山で採取した土壌試料に含まれる微粒炭の形態、また黒色土最下層の年代などを調べることにより、その草原の起源や歴史を検討したもの。その結果、その付近の草原は、少なくとも約1万年前からススキを中心とした草原であり、火が入ることにより今日まで長く維持されてきたと考えられる。