微粒炭分析からみた阿蘇の半自然草原の成立
日本生態学会第55回大会
福岡国際センター・福岡市
阿蘇外輪山の一角(大観峰近く)で採取した土壌試料に含まれる微粒炭の形態、また黒色土最下層の年代などを調べることにより、その草原の起源や歴史を検討した結果、その付近の草原は、少なくとも約1万年前からススキを中心とした草原であり、火が入ることにより今日まで長く維持されてきたと考えられる。 シンポジウム:日本の半自然草原の再生に向けて-その成立と現状、そして再生に向けた 各地での取り組み-の中での発表。