岡山県北部中国山地における微粒炭分析(2)
日本第四紀学会2008年大会
東京大学
岡山県北部の中国山地には、今でも半自然草原の見られるところが一部にあるが、かつてその地で半自然草原の占める割合はかなり大きなものであった。そのことは、明治期の地形図などからもわかる。本研究は、岡山県北部の中国山地にかつて広がっていた草原の歴史を、土壌中に含まれる微粒炭から明らかにしようとしたもので、一連の研究の続編である。具体的な調査地点は、津山市阿波の北東部、黒岩高原近くなど3地点である。