釧路湿原北東陸地部における微粒炭分析
日本植生史会第23回大会
パルセいいざか・福島市
日本最大の広大な湿原である釧路湿原のキタヨシなどからなる草本を中心とした広大な植生が長く維持されてきた要因として、野火による遷移の進行の阻害があった可能性がある。そのことなどを考えるために、本研究においては、湿原域近くの陸地部2地点における土壌の微粒炭分析を試みた。その結果、数千年前より、湿原周辺部では植生への火の影響が大きかったものと考えられる。