Morphological features of minute charcoal particles in the soil of grassland of Japan
第13回国際花粉学会〔IPC XIII〕 /第9回 国際古植物学会〔IOPC IX 〕
中央大学後楽園キャンパス
熊本県阿蘇地域の草原のさまざまな場所で採取した土壌試料に含まれる微粒炭の形態を調べた結果、たとえば、表面が溶融したタイプの微粒炭は、山腹や山の頂上付近よりも山地の尾根部の土壌に多く含まれる傾向が見られた。それは、それぞれの地点の風の強さや植物量の違いから、燃焼温度が異なるためである可能性が考えられる。また、その表面が溶融したタイプの微粒炭はススキが多い草原よりもネザサが多い草原に多く見られた。