「鎮守の杜」は近現代に生まれた景観?
国際日本文化研究センター・ミニシンポジウム
国際日本文化研究センター・京都市
古くから変わらずにあると思われることが多い「鎮守の杜」の植生景観も、絵図類や文献や古写真などの考察から、古い歴史のある神社でも、一般に大きく変化しながら今日に至っていることがわかる。そして、関東地方や関西地方の低地部を含む日本の暖温帯域では、今は常緑広葉樹林(照葉樹林)となっている鎮守の杜が少なくないが、それもここ100年ほどの間の変化である場合が少なくないことについて述べたもの。