「鎮守の森」は原始の森の生き残りか?
総合地球環境学研究所第20回地球研市民セミナー
総合地球環境学研究所・京都市
湯本貴和氏〔総合地球環境学研究所〕とともに、「鎮守の森」の歴史について発表したもの。小椋は、古絵図や古写真に見られる社叢と現在の姿を比較して、京都を中心とした多数の神社を例に、室町時代後期から明治・大正時代には多くの社叢はマツやスギの針葉樹が主であって、常緑広葉樹はほとんど見られず、クスノキやシイなどの常緑広葉樹中心の林となったのは比較的新しいことを示した。