現在日常的に様々なシーンで活用されている「センサ」類…光センサ、加速度センサ、等を使用して自作した、演奏するためのツール(ハードウェアおよびソフトウェア)による即興演奏を行う。
これらセンサはI/Oモジュールを経由してコンピュータに接続するか、あるいはコンピュータ内部にあらかじめ内蔵されている。動かす、光を当てるなど、センサに直接働きかけることにより生成される数値は、音楽環境プログラミング言語により作成したプログラムにより処理され、リアルタイムに音生成が行われる。
従来のコンピュータ音楽による即興演奏では、鑑賞者にとっては出音と演奏者との関連性が見えにくく、本当に演奏が行われている のかどうか伝わらないことが大きな課題であった。
今回の演奏は、演奏者の身体による演奏表現をさらに拡張し、光などの環境変化をも演奏要素に取り入れ、さらなる即興性を表現に反映する試みである。