学会発表

氏名 落 晃子
氏名(カナ) オチ アキコ
氏名(英語) OCHI Akiko

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発表タイトル

無線マイコンモジュール”TWE-Lite”を用いた即興演奏とアクースモニウムによるパフォーマンス事例報告

単独・共同の別

共同

学会・大会名名称

日本音楽即興学会 第11回大会

発表場所

尚美学園大学

発表年月日

201911

国内外の区分

国内

概要

筆者はこれまで、身体や身の回りにある日用品などに加速度センサや光センサ等を取り付け、それらを動かしたり光を当てたりすることによって得られるセンシングデータを、音楽環境プログラミング言語Maxで作成したパッチ(プログラム)に送り、音声やMIDI信号のコントロール用パラメータに変換するシステムを構築し、主に即興ライブパフォーマンスに活用してきた。最近では、扱いの比較的容易な無線マイコンモジュール(TWE-Lite)と、平野砂峰旅(京都精華大学)の開発した、MaxによるTWE-Lite専用コントロールパッチを用いて、様々な即興パフォーマンスやインスタレーション作品展示等で活用しながら、音楽演奏や作品展示における無線システムの有用性について検証している。
 2018年7月1日、同志社女子大学京田辺キャンパス頌啓館ホールで開催された「ピアノと電子音響研究発表コンサート(アコースティックピアノとアクースモニウムによるコンサート)」にて、筆者は「Prepared Pianist」と題して、次のような即興演奏を行った。筆者はピアニストとして、グランドピアノを即興演奏しつつ、手足に装着した複数の無線加速度センサから、サンプリング音源によるプリペアド・ピアノ音をコントロールする。その演奏を、会場内に配置された複数のスピーカによるアクースモニウムシステムにより、石上和也(大阪芸術大学)が即興演奏した。本来は、あらかじめ用意された音源を演奏する場合が多いアクースモニウムでの即興と、加速度センサによる予測不可能なサウンドの生じる即興とのコラボレーションの試みとなった。
 本稿では、この即興演奏事例について報告する。

共同研究者 
平野砂峰旅(京都精華大学)
石上和也(大阪芸術大学)