Agassizが現した自然史教科書2種類の比較発生学の扱い方
『生物学史研究』No.42
P.1-9
19世紀最大のナチュラリストであり、反ダーウィン創造論者であったアガシの現した教科書2冊の内容を比較した。両教科書は、1859年(『種の起源』の発行)をはさんで発行されており、後に進化論を支持するものとされる『生物発生則』と類似の内容を含んでいる。特にそれが、ダーウィンの進化論発表前後でどう変化し、その意味は何かを考察している。