ジャンル「カフェー」の成立と普及(2)
『京都精華大学紀要』第40号
pp.95-131
「ジャンル「カフェー」の成立と普及(1)」の続編。第1に、日本語文化圏でのジャンルとしてのカフェーの成立を1911年と設定し、そのプロセスを文献資料をもとに再構成した。第2に、1911年から1914年にかけての京都におけるカフェーの生成を、資料をもとに再構成した。こうして、カフェーについてのこれまでとは異なる視点と、これまでまったく明らかでなかった、京都という都市におけるカフェーの歴史を提示することが出来た。