「科学技術基本法」の構図と意味 ―― 国家資本科学技術の錯視作用と不可視化
『情況』第4期、2015・2016・12月・1月新年合併号
「科学技術基本法」の構図の分析。構造としては、国家資本科学技術という組織にすべての科学研究や学術活動が取り込まれており、当時で言えば、安倍晋三によって方向性は打ち出される形になっている点を指摘。そうした中、いわゆる基礎科学は、国家資本科学技術を正当化するはたらきと位置づいている点も指摘。