生物学史、あるいは、科学史科学論を本格的に勉強研究するまでについて、自分史的に記述したもの。
流れは、「1.70年代前半の分子生物学と公害という文脈、2.1970年代後半のゼミ、および、本という形、3.深く知るためには広く究めなければならない、狭く調べると詳しくはなれるが深くはなれない、4.生物学史研究会との交絡」となっている。
『生物学史研究』100号を記念した「特集、生物学史と私」の一つの小論。「生物学史と私」には、ほかに、小川眞里子、奥村大介、川端美季、河本英夫、菊池原洋平、古俣めぐみ、小松美彦、小宮山陽子、下坂英、住田朋久、高橋さきの、田中丹史、田野尻哲郎、中尾麻伊香、花岡龍毅、廣野義幸、福井由理子、藤本大士、保明綾、溝口元、矢島道子、横山尊、横山輝雄が寄稿している。