理論的基礎から音響心理学までを解説したコンピュータ音楽の「聖典」である、1996年に刊行された「The Computer Music Tutorial」の完訳。コンピュータ音楽の起源から今日までの様々な試みと歴史的背景、合成や信号処理などの理論的基礎と、音楽家インターフェイスやMIDIといった実際の応用、そして音楽心理学までが詳細な記述と約650点の図表で多元的に著されている.欧米では幅広く参照・引用の対象となり、デジタルオーディオの「聖典」として有名である.その中の第11章:音の空間定位と残響についての翻訳を担当した.