情報処理学会 エンターテイメントコンピューティング2005(兵庫)作品「Dice」は、転がるサイコロをモチーフにした3D-CGアニメーションで、心地よいリズムと意外性のある動きを重視して制作されている。サウンドトラックは、サイコロが地面に接した時刻や画面上でのサイコロの位置等のデータを元にして作成された。このためにMAX/MSP/Jitter上で動作するソフトウエアを作成し、CGの動きのデータからサウンドを生成する際に様々な試行錯誤を容易にした。またこの手法により、結果的に音と映像の同期が行われる。ここでは、CGデータを利用したサウンドトラック制作手法について考察した。