1832 年に開発された映像装置驚き盤に着想を得て,実世界指向インタフェースとして
レコードプレーヤターンテーブルをインターフェイスとして用いた映像とサウンドを同時に演奏する
メディアパフォーマンスシステムPhenakistoscope Player を開発した.Phenakistoscope
Player の原理と実装について述べた.Phenakistoscope Player を使用したメディアパフォー
マンス作品SightSound -Phenakistoscope-とワークショップについて述べた.最後に,コンサートやワークショップでの使用状況にもとづき,システム上の課題とメディアパフォーマンス表現の可能性について考察した.