都市域に流入するMSM人口の推定に関する研究-Hard to Reach Populationを把握するための新たな方法論の検討-
財団法人エイズ予防財団
本論では、NGOが大阪地域においてHIV感染対策を展開するにあたり、対策対象となるクライアント集団の人口推計を行うための方法論を検討した。本試みは地域を健康行動がとりやすい場としてデザインする方法を検討する際の基礎的なデータを得るための研究であった。同時刊行の厚生労働科学研究費補助金年次報告書「都市部に流入するMSM人口の推定に関する研究」を整理し、実務者の理解や実践的利用に資することができるよう改稿した。本論は印刷製本され、厚生労働省、各自治体、教育機関、医療機関などに配布された。