映画『鉄コン筋クリート』(2006年、111分)は、松本大洋さんの同名コミックが原作のアニメーション映画。暴力と退廃のはびこる宝町を舞台に、縦横無尽に滑空する二人の少年、クロとシロを主人公にした物語。ハイクオリティな映像で世界から高い評価を得ているアニメーション制作会社STUDIO4℃で制作された作品で、3DCG技術と手描きアニメーションを併用したことで、公開当時話題を集めた。主役のクロとシロの声優は、嵐の二宮和也さんと蒼井優さんが務めている。
今回は同作の公開10周年を記念し、10月6日(木)から11月6日(日)まで梅田ロフトにて作品展を開催。キャラクターや街の原画、設定画に加え、ラストシーンを貝殻のオブジェで再現したインスタレーション「シロとクロの海辺」などが公開される。
また、会場で数量限定販売される「絵コンテブック」の発行を記念して、671枚の絵コンテをタブレットで楽しめるBARも登場する。
多数のグッズ販売も予定。梅田ロフト限定の10周年記念オリジナルTシャツや、作品展限定の複製原画、クリアファイル、iPhoneケースなどが展開される。
また10月7日(金)にはスペシャルイベントとして、総作画監督の西見祥示郎さんとCGI監督の坂本拓馬さんによるサイン会を実施予定。作品展入場者で、かつ会場で書籍を購入した人が対象。
ちなみに10月7日(金)20時30分からは、一夜限りの特別上映会「クロナイト」が、同じロフトの地下1階にある映画館、テアトル梅田で実施される。これは、10年前の公開時にも同館で大ヒットを記録したことを受けての開催。上映後の西見さんと坂本さんのトークショーや、テアトル梅田限定の展示もある。
テアトル梅田の担当者は「盛りだくさんの『クロナイト』!鉄コンファンはもちろん、未見の方も必見です!みんなで一緒に熱い夜を過ごしましょう♪」と呼びかけている。
梅田ロフトでの作品展は、10月6日(木)から11月6日(日)まで開催。入場料は、一般400円、学生とロフトアプリのユーザーは300円。小学生以下無料。
テアトル梅田の特別上映会は1,200円均一。9月30日(金)より同館のオンラインチケット予約ページあるいは劇場窓口において販売される。