『和漢朗詠集』と李嶠百二十詠
和漢比較文学会海外特別例会
国立台湾大学(台湾・台北市)
『和漢朗詠集』には、平安期にはすでによく読まれていた李嶠の百二十詠の詩が一首も収載されていない。しかし、「雁付帰雁」や「風」などのように、項目の構成、詩歌の選択という点から見れば、李嶠詩の影響を受け、利用していると言えることを指摘した。