本学司書課程では、ほとんどの卒業生が図書館実習を経ずに卒業していく。図書館実習が選択科目として選定されておらず、現状では図書館における実習を経験してもそれに対して単位が付与されるわけではない。しかし、実習やそれに近いことを課程内で経験することは非常に有益である。実習を経験することにより、情報がいかに人によって人に伝えられているのかを学生も体験的に知ることができ、司書課程講義等の学びの集大成を得ることとなる。
2018年度より、本学教員の佐々木美緒ならびに関係諸機関と協力しながら、京都精華大学情報館・京都国際マンガミュージアムなどへと実習の場を広げてきた。有志による少人数での実施であることには変わりはないが、それでも、2017年より実習経験者を3倍(年2名→年約6名)ほどに増やしている。今後の選択科目化も含め、引き続き他の実習先との交渉を行う予定である。