「Asia as Fiction」は、東アジアの若手グラフィックデザイナーならびにデザインを学ぶ学生による、“想像”をテーマにしたポスター展覧会です。20人の参加者が、実際には訪れたことのない、「KITAKAGAYA FLEA & ASIA BOOK MARKET*1」に出店する書店や飲食店を“想像して”ポスターをデザインします。
商業デザインでは通常、原稿や写真が提供され、“正しく”デザインすることが求められますが、本展では店舗と直接やりとりせず、デザイナーたちはインターネットのリサーチなど最低限の情報をもとにした通常とは逆のプロセスでデザインしました。
また、想像をテーマにした背景には、私たちが暮らす「アジア」という地域の呼び名が関係しています。ヨーロッパ以東をひとまとめにしたこの西欧の言葉は、ここに暮らす私たちにとって適切なものでしょうか? 日本も韓国も台湾も中国もひとつの「アジア」なのでしょうか?
ぼんやり共有する「アジア」のイメージに自らを当てはめるのであれば、ポスターも想像してつくってはどうか。そんな妄想からスタートしたプロジェクト。
トークセッション 9月29日(日)14:00〜15:30「Asia as Fiction展を作るまで」ゲスト:峠田充謙氏、後藤哲也氏、多田遼太郎氏、南部真有香氏聞き手:松村貴樹氏