西アフリカの食のカルフール、ワガドゥグの食文化
『Field Plus』(no.23, 東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所, pp30-31)に掲載。西アフリカの中央部に位置するブルキナファソは、域内では「田舎」として位置づけられるが、その首都ワガドゥグ市には、周辺国の料理を出すレストランがあふれている。こうした現象は、他の西アフリカ諸国で見られるものではなく、ワガドゥグの食文化の特徴となっている。この状況をとらえ、ワガドゥグをコスモポリタンとして位置づけ、食のカルフール(十字路)として考えた。