フランスで活躍するアフリカ文化プロモーター　～ハイブリッド化する文化シーンに関する考察～

日本アフリカ学会　第58回学術大会

広島市立大学

「アフリカ文化」に対して人々が描くイメージも、またその担い手たちも、ここ数十年の間に急激な変化を遂げてきた。今まで通り「伝統文化」「伝統社会」への関心が強い反面、近年のメディア、SNSやソーシャルネットワークなどの浸透に伴って、文化表現の場面にも大きな動きが見られる。本発表では、聞き取り調査をもとにフランスを拠点として活躍するアフリカ系クリエーター数人のライフヒストリーに焦点を当て、大陸の内外で「ハイブリッド化」し変容しつづけるアフリカ文化とその担い手たちについて考察を行う。