『西洋美術とレイシズム』
筑摩書房(ちくまプリマ―新書)
191ページ
西洋におけるレイシズム——黒人、ユダヤ人、ロマ(ジプシー)への差別——の根底にある、キリスト教のテーマを、聖書とその解釈の歴史、それらを描いた中世から近代までの絵画や図像を分析することで跡づけていく。具体的には、ノアと三人の息子、アブラハムとハガルとイシュマエル、シバの女王、東方三博士の礼拝などにかかわる。