4年生と短期留学生を対象に素材研究会をおこなった。
普段の授業では目指す作品に必要な技法や表現の指導しかできないが、素材研究会では一度作品を度外視する。まず材料を実際に触ってみる中で、素材の特性を知り、新しい表現を模索する。
また、この素材研究会では、岩絵具作りもおこなう。孔雀石などを使用した岩絵具作りではなく、そのへんの石を使った岩絵具作りである。身近なものが画材になるということを体験することで、あらゆるものが画材になりうるのではないか、という想像力を持ち、実験できる能動性を得てもらいたいと考えている。