タイのトイレの発展史
Sanitation Value Chain
タイ王国が全世帯にトイレを広めるに至った経緯を、国の政策を中心に論じた。スコタイ王朝時代(1238~1438年)のトイレは上級階級や僧侶など限定的に使用され、庶民は自然排便で後のアユタヤ、トンブリ、バンコクの各王朝時代(1350-現在)まで続いた。19世紀後半の西洋医学の導入により河川での排泄を禁止。1942年の保健省設立でトイレ政策は大きく前進。その結果トイレを有する世帯が約96%(2010年)まで上昇した。