農村の工業化と出稼ぎに伴うタイ東北部の社会生態学的システムの変容

Boundary Spanning: Advances in Socio-Environmental Systems Research, An International Symposium 2018, SESYN

Annapolis, Maryland, USA

遠隔探査データと社会文化的データを統合した学際的研究プロジェクト。タイ王国東北部農村における自己通勤者・出稼ぎ者の非農業雇用と土地利用とのデータ分析結果を報告。雇用先から遠い村の居住者は通勤者が少なく首都圏を中心とする出稼ぎ者が多数を占めた。このような村では、雇用先に多数通勤し出稼ぎ者が少ない村より水田面積の割合が高かった(p< 0.05)。他方、出稼ぎ者が少ない村ではユーカリ面積の割合が出稼ぎ者の少ない村より高かった(p< 0.05)。