『現代芸術の交通論──西洋と日本のあいだにさぐる』
丸善
第3章「感覚──未来派をめぐって」執筆。本稿は、「感覚」を鍵概念として20世紀初頭に始まる未来派の芸術を論じたもの。未来派以前の触覚に関する美学理論と、未来派の触覚に関する言説を比較検討し、未来派が独立した感覚としての触覚を重視していたことを示した。