保田與重郎研究の現在―問題としての「近代」と「近代批判」-
『史境』第51号歴史人類学会編
pp.83-94
保田與重郎研究の現状を批判的に論じたもの。近年、研究されることの多くなってきた保田だが、その思想を内在的に、また論理的に考察したものは皆無に等しい。現在においてもなお、最も水準の高い研究は橋川文三のものである。この橋川の水準を超えるべく、岩本の問題意識を交えて考察している。