街頭紙芝居読本
「猫三味線」上演実行委員会
第5章「紙芝居というテクスト」。2003年11月、第12回仙台市芸術祭において市民企画として、昭和二十年代に人気を博していた街頭紙芝居『猫三味線』の特別アレンジバージョンが上演された。本書は、その講演の記録および図録であると同時に、街頭紙芝居の概説書である。筆者は、戦後の製作と使用に関する聞き書き調査に基づいて、街頭紙芝居という「テクスト」の本質について論じた。