出稼ぎ者にみる流浪の性向と「タビサキ」に馳せる夢-「タビ」の精神史に関する一考察-
『旅の文化研究所公募研究報告書』第4号、旅の文化研究所
ある在日一世のライフ・ヒストリーを通して、戦前中の日韓渡航史と在日韓国・朝鮮人のコミュニティの形成史を扱った。そこで、「強制連行」概念を再考し、一方で漂白の民俗誌、他郷の民俗学の可能性を探った。