その他(図録・評論・雑誌掲載など)

氏名 小松 敏宏
氏名(カナ) コマツ トシヒロ
氏名(英語) KOMATSU Toshihiro

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名称

美術手帖 展覧会情報掲載ー小松敏宏個展「ミザナビーム|Mise en Abyme」

発表年月

202204

概要

KANA KAWANISHI PHOTOGRAPHYは、小松敏宏の個展「ミザナビーム|Mise en Abyme」を開催。国内外で活躍をする小松が、日本家屋をモチーフにした新作を発表する。

 小松は1966年静岡県浜松市生まれ。東京藝術大学大学院美術研究科を修了後、マサチューセッツ工科大学(MIT)大学院建築学部を修了し、アムステルダムやニューヨークでの滞在制作を経て、MoMA PS1やクイーンズ美術館で個展を開催するなど精力的に活動した。帰国後は、瀬戸内国際芸術祭(2013)や越後妻有アートトリエンナーレ(2012/2015)など国際芸術祭を中心に、サイトスペシフィック・インスタレーション、パビリオン(仮設建築)、写真表現など、事象の認識を更新させる視覚芸術を重ねてきた。

 フランス語で「底知れぬ深みに置くこと=入れ子状態に置くこと」という状態を意味する「Mise en Abyme(ミザナビーム)」をタイトルに冠した本展では、建築空間のレイヤーを打ち消す透視写真シリーズ「CT」の新作を発表する。

 欧州の建築空間をモチーフに制作されていた小松の従来の作品から一転し、作家の義祖母が住み続けた京長屋、京都・岩倉出身で建築士の父を持つ妻の生家、また廃校になった新潟の木造校舎など、人の記憶と歴史が詰まった日本の建築物をモチーフにした新作で構成する。

https://bijutsutecho.com/exhibitions/9820