上代における「蓋」字使用の様相―『日本書紀』を中心に―
『国語文字史の研究』(国語文字史研究会)第5集 和泉書院
15~30頁
概要は、疑問推量を表す編者による注釈的記述の「蓋」による表現が、『日本書紀』区分論でいうⅡ群とⅢ群とでその現れ方に異なりが見られる点を指摘して、上代文献の用例を検討しながら『日本書紀』の文章の特色を考察した。