神の流行歌―古代ワザウタ表現の外部性―
『四條畷学園女子短期大学研究論集』第27号四條畷学園女子短期大学
古代において、ある重大な事件を予兆するワザウタの本質を、その出自の不明さに求める。出自不明のうたは、それゆえに神の意志を内包するものとされた。さらに、これは事件により動揺した村落共同体による自己の再同一化なのである。