琉球古代歌謡論―<おもろ>の発生と展開―
『地域と文化』第44号 ひるぎ社
〈おもろ〉歌謡はすべて首里方言で記されており、内容的にも形態的にも独自のジャンルを形成している。その形態的な特質を反復部の肥大と対句部の縮小とし、その要因を、宮廷巫女団を相対化できるようになった王権の伸長に見る。