沖縄から考える―異文化としての「平安文学」―
『叢書 想像する平安文学』第1巻「<平安文学>というイデオロギー」勉誠出版
平安時代の沖縄は、まだ琉球王国も確立しておらず、よって歴史書も存在しない。その様子は、中国などの外部の文字資料に伺うばかりである。そのような当時の沖縄から見ると、平安時代の文学は、日本列島のある一地域の表現でしかない。