自覚するメディア―古代ワザウタの変遷―
日本歌謡学会平成9年度秋季大会
ヒロノ福祉パーク内江刺市総合コミュニティセンター
記紀から平安時代の史書について、ワザウタの記述を詳細に検討すると、これを々伝える人が不特定多数の人から特定のうた人へと変化している。これは、うたを伝える単なるメディア(冷媒、媒体)であった者が、自覚的にうたの起点へと変化したことを示している。