1970年代の『季刊教育法』における子どもの人権論―差別・マイノリティの諸課題に関する研究動向をめぐって―
財団法人世界人権問題研究センター研究紀要第17号
205~230頁
1970年代の雑誌『季刊教育法』における子どもの人権に関する研究動向を整理・検討したもの。 特に本稿では、この時期の子どもの人権論が国民の学習権論を土台としていること、児童憲章の再評価の動きとつながっていること、教育と福祉の両面から人権保障の在り方を論じようと試みていることなどを指摘した。