大阪府・市の教育政策の動向と子どもの権利保障―「子ども施策のグレートリセット」をどう見るか?―
日本教育政策学会・課題研究プロジェクト報告書『構造改革下の自治体教育政策をめぐる動向―教育政策研究の課題と方法をさぐる―』
30~45頁
平成24年8月の日本教育学会にて研究発表した内容をに、その後の状況を加筆する形で論文にまとめたもの。本稿では、大阪府・市の教育政策の動向について、先行研究が焦点をあててきた教育諸条例の制定をめぐる諸問題から視点を切り替えようと試みた。 特に2012年7月の大阪市「市政改革プラン」に注目し、子どもの居場所づくりや教育相談事業の縮小など、子どもの権利保障の観点から見て重要だと思われる改革動向を検討した。