「学校に子どもの居場所や出番を創り出す」という観点から、生徒会・児童会活動や学級活動、学校行事などの「特別活動」や「総合的学習の時間」、さらには部活動などの体験的な活動の持つ意義について考察したもの。特に子どもが日々「本気で、全力で」取り組める活動内容や、その活動を通じて地域社会で暮らす多様な人々との出会いが生まれることなどを重視した。また、このような日々子どもが「本気で、全力で」取り組める活動を学校の軸に据えた場合、従来の教科中心のカリキュラムの見直しなど、「教育」のあり方を問い直す必要性が生じることも論じた。