高校「地理総合」における地図リテラシー形成と地理情報システム(GIS)利用-「社会科地歴科教育法」の授業づくりのための検討作業-
えびす教育学研究論集第3号(京都精華大学国際文化学部住友剛研究室)
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高校地歴科の新設必修科目「地理総合」では、地理情報システム(GIS)の活用や地図リテラシーの形成を意識した授業づくりが求められている。このため、高校地歴科教員養成を念頭においた本学「社会科地歴科教育法」の授業においても、このような課題に取り組む必要がある。そこで本稿では、高校地歴科「地理総合」の教科書や学習指導要領でGIS利用や地図に関する学習がどのように位置づけられているかを検討するだけでなく、実際に国土地理院地図を活用した本学周辺のフィールドワークなどの授業実践例を提案した。