高校公民科における主権者教育とメディアリテラシー学習―新科目「公共」の授業実践のあり方を考えるために―(研究ノート)
京都精華大学紀要第56号
159-166
高校公民科の新設必修科目「公共」において、メディアリテラシー学習を「主権者教育」の観点からどのようにすすめるかについて考察を行ったもの。特に政治と世論形成の関係についての学習において、マスメディアが果たす役割を検討すること。また、ビッグデータや人工知能(AI)など情報技術の進展が政治や社会に及ぼすさまざまな影響を、「新しい人権」との関係面も含めて考察すること。この2点について「公共」の学習指導要領の内容と関連づけながら検討を行った。