雑誌『部落解放』第756号(2018年4月号)、p.32~40
「特別の教科道徳」の実施にあたって、『小学校学習指導要領解説 特別の教科道徳編』の趣旨をいま一度よく理解しなおす必要があること。また、「特別の教科道徳」の目指す「考える・議論する道徳」の趣旨を本当に実現するためには、「道徳」の教科書その他の教材や教員の発問等に対して、子どもたちからの異論や反論が自由に出せる教室空間が大事になること。そして、そのような教室空間の創出は、子どもの権利条約の趣旨実現ということとつながること。この3点を本稿では論じた。