131-136ページ。公教育計画学会第8回研究集会「地域と公教育の行方」(2019年3月16日、名古屋外国語大学にて開催)にて、住友が報告した内容を文章化したもの。「いじめ」や「貧困」「虐待」といった「子どもの危機」は、別の言い方をすれば、公教育における子どもの権利保障の課題でもある。その子どもの権利保障の諸課題に対して、公立小中学校の校区レベルの取り組みに注目して、学校と地域の人々が「共に解決に取り組む」ケース、地域が生み出した「危機」を学校が対応しようとするケース、学校が生み出した「危機」に地域が解決に乗り出すケース、学校も地域も共に「危機」に対応できないケースの4つに整理し、具体的な事例を交えながら論じた。