「ミハイル・バフチンの言語主体に関する諸イメージの構築(1)――試論:「自己と他者の関係」を支える生物学的な〈有機体としての主体のイメージ〉と複数の主体によって構築される芸術的・美的な文学作品」
『京都精華大学紀要』(第47号)
108-120頁
◎髙橋伸一,佐々木
ミハイル・バフチンの言語観の中核を成す「言語主体のイメージ」を、バフチンの複数の学問領域への主体的で責任ある参与とそれによってバフチンが獲得した人文科学的な学問的・対話的定位を配慮し、その結果、バフチン・テクストに立ち現れる数々の主体のイメージとの連関において、解明した。