音楽家はMacを選ぶ? ―― パソコン・ユーザーとしての音楽家をめぐって
単著 『アルテス』第2号音楽家が音楽制作にMacを好んで使うというイメージが日本においてどのように出来上がっていったのかについて、音楽雑誌を資料として考察した。1990年頃の演奏データのプログラミングにおいて「ステップ入力」と「リアルタイム入力」とで好まれる音楽制作ソフトが異なり、Mac対応のソフトに適していた後者の手法がより「音楽的」であるというイメージが作られていたことを指摘した。