学術論文・紀要

氏名 安田 昌弘
氏名(カナ) ヤスダ マサヒロ
氏名(英語) YASUDA Masahiro

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14

論文名

「趣旨説明〜Shared Campusサマースクールの概要」

単著・共著の別

編著

発行所、発表雑誌(及び巻・号数)などの名称

『「精華ならでは!の異文化交流教育を模索するオンライン円卓会議」報告冊子』

該当頁

4-6

発行年月

202203

編者・著者名

安田昌弘編著

概要

異なる国/地域の大学をオンラインでつなぐ「ハイブリッド」型教育実践を分析し、それがどのように学生の知的好奇心や外国語運用意欲の向上につながるかを検証することが今回の円卓会議の目的です。
分析対象は、2021 年8 月に実施した「Streets」と「Teleprovisation」という、Shared Campus のサマースクールです。これらの「ハイブリッド」型サマースクールには、芸術学部、マンガ学部、ポピュラーカルチャー学部、国際文化学部から合計9名(含留学生1 名)の学生が参加しました(*1)。その多くが、慣れ親しんだキャンパスで教員のサポートを受けながら参加できることを参加の理由のひとつにしていました。彼女らは、わたしたちと日本語でやりとりをしながら、同時にオンラインで提携大学の教員のレクチャーやワークショップに英語で参加し、提携大学の学生たちとグループワークをしたり、インタラクティブパフォーマンスをしたのです。
このような異文化交流教育の可能性は計り知れません。この夏わたしたちは、これらのサマースクールに教員として参加しながら、教えている私たち、私たちと精華の学生たち、精華の学生たちと海外の学生たち、そしてそれらをつなげるメディア/ツールや教材など、サマースクールを構成している何層もの相互リンクに注目し、わたしたちが教えるときに一体なにが教えられているのか、学生たちが学ぶときに一体何が学ばれているのかを、参与観察やビデオダイアリー、インタビューやアンケートなど、様々な方法で記録し、分析しました。
この円卓会議は、そこから見えてきたものを共有し、本学のカリキュラムに展開するための最初の試みです。

査読の有無

無し