日本彫刻史における古典的様式の成立
京都大学文学部美学美術史学研究室「研究紀要」第5号
pp.14-43
七世紀後半から八世紀に初頭の日本と中国の彫刻遺品を様式史的に検討し、日本における古典的様式の成立を、薬師寺金堂薬師三導像と東院堂聖観音像にもとめ、その製作年代を八世紀初頭(~718年)と考察する。